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  • 松井重樹

週刊読んDayMonth 20200619

更新日:2020年7月30日


2020年6月19日(金)

「目に見えぬ侵略 Silent invasion」 

       中国のオーストラリア支配計画

  クライブ・ハミルトンCLIVE HAMILTON著

        山岡鉄秀(監訳)奥山真司(訳)

       飛鳥新社 2020年06月05日第1刷

2月26日、本会議一般質問にとりあげた項目のうち

「聖徳太子薨去1400年を好機にした広域連携」と

「水源の保全」は、まさにこの本が警鐘することと

合致する憂いから発したことでした。

「日出る処の天子、書を、日没する処の天子に致す。恙なきや」。

いままさにこの気概が問われているのが、オーストラリア。

それを「対岸の火事」ととらえたり、「いきなり熱湯に入れると驚いて飛び逃げるカエルも、常温の水に入れて徐々に水温を上げていくと逃げ出すタイミングを失い、最後には死んでしまう… ゆでガエル理論」に嵌められてしまうか。


人間としての尊厳、国家としての尊厳に立ち向かっていかねばならないおどろおどろしさに満ちた事実が現実が闇が国際社会が、ここにつまびらやかにされています。

民主党政権時代のいまから10年半前の2009年12月、小沢訪中団と呼ばれる当時の民主党議員団143名が胡主席の前に嬉々として列をなし、次々と一人一秒足らず写真撮影に興じるありさまに、今は亡き佐々淳行元内閣安全保障室室長が発した「宗主国に恭順する近隣国の『朝貢の図』」(産経新聞2009年12月17日「正論」)という嘆き。

まったく同じ意見だった私は、そのときのヨイショを企て募り参加したひとびとを忘れたりはしていない。

人を人と見ず扱わず支配するものとする権威に恐れを成し、権力に取り込まれ取りつく側にまわるを嬉々とする人間に、反吐がでる。しかし、そんな帝国が現存し、人の魂そのものまで侵食してゆく恐ろしさ怖さ。遊興に大衆をまみれさせ魂を奪う古代ローマのコロッセオが、今日の地球を全世界を舞台に、いままさに牙を「一路一帯」というチョコレートで覆い隠し迫っている。

現代の聖徳太子に、

アメリカ独立戦争をしてのけたジョージ・ワシントンに、

現在の南アフリカ共和国に導くまで国家反逆罪で終身刑の判決を受け27年間に及ぶ獄中生活をおくったネルソン・マンデラに、

いかな苦難苦悩苦闘が…と想う一寸の魂を、持ちあわせる我でありたし。

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