「コリン・パウエル:リーダーを目指す人の心得」
2017年06月24日第1刷発行
共著トニー・コルツ/井口耕二訳:飛鳥新社
ラグビー・ワールドカップ2019日本大会から、
ちょうど1年がたとうとしています。
対アイルランド&スコットランド&サモア&ロシアとの五か国プ-ルAで全勝し、10月20日南アフリカ共和国との準々決勝に臨んだ日本チームの戦士から、折に触れ、繰り出される「ワン・チーム」という言葉が一躍脚光を浴びました。
私の心に「ワン・チーム」という言葉が刻まれたのは、
一足早く、この著作からでした。
著者がアメリカ軍制服トップである統合参謀本部議長時代に、
アメリカ南方軍司令官ジョージ・ジョルワン将軍が、
どのようなメッセージも
「ひとつのチーム、ひとつの戦い」
というスローガンで締めくくられていた…、
そのことに感銘を受けたという逸話の紹介からでした。
一年前、神戸市御崎公園球技場でも9月26日イングランド×アメリカ合衆国、9月30日スコットランド×サモア、10月3日アイルランド×ロシア、10月8日南アフリカ共和国×カナダが行われ、メリケンパークがファンゾーンの一つとして設営され、欧米人が街に溢れかえっているのを、ちょうど本会議中だったことから、目の当たりにしました。特に9月26日は、ペインティグを施したイングランド×アメリカ合衆国の応援観衆と、市内のあちこちで遭遇したものです。
コロナ禍のいま、「下天の内をくらぶれば夢幻の如くなり…」と、「幸若舞(こうわかまい)」の演目『敦盛』(あつもり)の一節をBGMに、この本を読み返してみました。
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