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執筆者の写真松井重樹

週刊読んDayMonth20201106

更新日:2020年11月11日

「Kinosaki International Arts Center」


2020年02月01日第1刷発行

     城崎国際アートセンター発行

     編集/吉田雄一郎&松本美子

前々日訪れた城崎国際アートセンターでいただいたA5版96ページからなる2020年度プログラムです。

当館芸術監督平田オリザさんが「新しい荒野へ その冒険のベースキャンプ」と巻頭に寄せたあいさつをはじめ英文訳を添えたプログラムそれ自体を一つの作品として構成されています。

富山県南西部標高600m人口数百人の利賀村で「世界演劇祭:利賀フェスティバル」が開催されたのが1982年。演出家鈴木忠志さんが劇団「早稲田小劇場」を「SCOT」にあらためこの地に活動拠点を移し、「世界は日本だけではない、日本は東京だけではない、この利賀村で世界に出会う」を合言葉にした、その一環一連の活動を想い起すことが出来ます。その地は現在、富山県利賀芸術公園として継承されています。

注目し足を運んだこともありながら、ただその当時もいまも、世界と標榜されながら参加国やその視野に偏りを、私は感じていました。

故蜷川幸雄さん、故浅利慶太さん、野田秀樹さん、宮本亜門さん、鈴木忠志さん、…そして平田オリザさんと名を連ねるまでもなく、演劇の世界においては…、演出家が幹であり指向であり羅針盤として存在することを理解しつつ、兵庫県は、豊岡市は、城崎国際アートセンターは、「守→破→離」懐深くあまねく行く手広く成長してゆくことを願っています。

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